どうも、なおとです。
今回はリウマチとアルコールについてお伝えします。
結論からいうと、
キッパリやめる必要はないけど
分析しないといけない
です。
アルコールが完全にダメというわけではなく、肝臓に負担がかかるので飲みすぎはNGです。
リウマチに限らずですが..
リウマチの方は、薬を常時飲んでいますので、薬を飲んでいない人に比べて負担がかかっています。
それらを踏まえた上で飲みましょう。
現代の社会においてストレスはなかなか切り離せないかと思います。
そこでアルコールを飲めばストレス発散になりますし、それは良いことだと思います。
でも、肝臓が悲鳴をあげている状態で飲んだらどうでしょう?
飲まないほうがいいですよね。
では、どうやって肝臓の悲鳴を知ることができるのかをご説明します。
血液検査のAST、ALTとr-GTP
リウマチの方は血液検査をするのでAST,ALTとr-GTPの項目はあると思います。
これらをみて分析することができます。
まずはAST、ALT
AST,ALTというのは逸脱酵素というもので臓器がダメージを受け血中に吐き出されたときに出る数値になります。
肝臓だけではなく心臓や筋肉、腎臓などにもあるのですが
ASTは心臓に一番多く、ALTは肝臓に一番多いです。
ですので、肝臓がダメージを受けている場合は数値として出てくるのはALTが先に数値として上昇します。
しかし、肝臓にダメージを与えすぎるとASTも上昇してきます。
まぁここまでくると基準値外になるのでお医者さんは指摘してきます。
分子栄養学的には両方とも20前後が理想です。
なのでAST,ALTが基準値内でも35以上とか40とか高かったりASTに比べALTが高い場合は、肝臓にダメージを受けているのでアルコールを飲まないことをオススメします。
次にr-GTP
これは何かと言うと先ほどと同じく逸脱酵素で肝臓にダメージがあったときに出る数値。分子栄養学的にはタンパク質の指標も取れますが、今回は解毒に着目します。
まず、肝臓は解毒機能があります。解毒ということは体の中に毒が入ってくるということ。
例えば、お酒や薬です。これらを分解するのが肝臓内にあるグルタチオンというものです。
グルタチオンが頑張ってお酒や薬を処理をすると残骸ができます。そのグルタチオンの残骸を分解し処理するのがr-GTP。
てことは、r-GTPが多いというのはグルタチオンの残骸があったということなので体の中でお酒や薬が多すぎだよー!
っていうことです。ちなみに脂肪肝でも上昇します。
分子栄養学的には理想は女性が12〜22くらいで男性は18~25とされています。ちなみに尿素窒素と大体同じくらいが良いとされています。
例えば、尿素窒素が14とかなのにr-GTPが30とかなら肝臓の負担があるので控えるといいかもしれませんね。
アルコールによるリーキーガットと亜鉛欠乏
アルコールを飲み分解されるときに必要なのが脱水素酵素というものです。
これらがしっかり働かないと体の中にアルコールが残り二日酔いになります。
そして、この脱水素酵素を活性化させるのが「亜鉛」です。
つまりアルコールを飲むということは分解するために亜鉛が必要になるということなので飲めば飲むほど不足しやすいということですね。
亜鉛は腸粘膜を強化したり、リーキーガッドを抑える働きがあります。
リーキーガッドは腸に隙間をあけて体の毒素を体内に侵入させてしまっている状態です。そうなると関節などの炎症も引き起こしてしまいます。
さらに亜鉛はリウマチにとって大事な栄養素です。
亜鉛は炎症物質のサイトカインをやっつける免疫細胞の活性化の働きもあるので亜鉛不足になると炎症も抑えにくくなります。
これらのように人付き合いやストレス発散のためにたまに飲むのならいいかなと思いますが、そこは普段の血液検査の状態を見て決めればいいと思います。
あとは亜鉛を欠乏しないように鶏レバーなども意識してとるようにしましょう!
お酒を完全にやめるのではなく、たまに飲むくらいなら良いかなと思います。