栄養療法

リウマチの方がコーヒーを控えた方がいい理由

どうも、なおとです!

今回は、カフェインについてお伝えしたいと思います。

カフェインの代表的なものとなると、お茶やコーヒーですよね。

特にコーヒーは、色々効果効能があるとされていますが

リウマチの方は、できるだけ控えた方がいいです。

その理由が4つあるので、お伝えしていきます。

関節の炎症が抑制しにくくなる

それは、なぜか?

リウマチによる関節の炎症を抑制させるのは

副腎から分泌される「コルチゾール」というホルモンです。

関節の炎症がなかなか収まらない方は、

このコルチゾールの分泌が低下している可能性があります。

原因は、副腎自体が疲労して分泌が低下しているということ。

疲労させる原因の一つが『カフェイン』です。

まずは副腎から分泌される流れを確認しましょう!

視床下部→下垂体→副腎(これらをHPA軸)

まぁ脳からの指令で分泌されるんだなぁと覚えておきましょう。

脳からの指令となるとストレスが関係します。

なので、体にストレスを感じた時に脳が指令を出し、副腎からコルチゾールを分泌しを打ち消してくれるすごいやつ!

コルチゾールは、別名ストレスホルモンとも呼ばれています。

ストレスって精神的なものが思いつくと思いますが、実はこのHPA軸そのものを刺激するのが「カフェイン」なんですよ〜。

どういうことかというと

カフェインを摂取するとHPA軸を刺激し副腎からコルチゾールが分泌..1日に何杯も飲めば副腎は疲労し、最初にお伝えしたようにコルチゾールの分泌が低下するということです。

分泌が低下すれば関節の炎症も抑えれにくくなりますし、ストレスを抑えられずうつっぽい症状も出てしまいます。

骨がもろくなる

リウマチの方は、薬の影響で骨粗鬆症のリスクが高くなります。

骨密度を上げる要素としてカルシウムがあります。

ご存知の方もいるかもしれませんが、

カルシウムの吸収を促してくれるのが『ビタミンD』です。

そこで、またカフェインの登場!

カフェインはビタミンD受容体の数を減らして、カルシウムの吸収を抑えるという厄介者。

ビタミンDが減ればカルシウムの吸収も悪くなり骨密度が低下しやすくなるということです。

すぐ疲れやすくなる

カフェインというのはいわゆるドーピングで

代表的なのがエナジードリンクですよね。

体が「もうだめ。休みたい」と悲鳴をあげているのに

「もっと頑張らんか〜!」というのがカフェインw

カフェインは興奮を抑えるアデノシンというホルモンの働きを抑制してしまうため、興奮が収まらず交感神経が優位になります。

当院でも、見た目が元気なのに体がガチガチな人は、ほぼカフェイン中毒で交感神経優位です。

薬の効果が薄れ副作用が強くなる

カフェインは、ご存知の通り尿が出やすくなります。

尿が出やすくなるということは水分が不足しやすくなるということ。

リウマチの方が、血中の水分が不足していると薬の濃度が高くなり副作用が出やすくなります。

さらに、カフェインを多く摂取している方はメトトレキサートの効果が薄れるという結果も出ています。

カフェインは、色々な効果がありますが、それは副腎が元気で骨密度も高いし、日頃疲れを感じない人は良いかもしれません。

ただ、リウマチの方は、痛みなどのストレス、関節の炎症などにより常に副腎は頑張っていますので疲労しやすいです。

骨も運動をすることにより強化されますが、痛みがあればなかなか運動もできないと思います。

今はストレスが溜まりやすい社会ですので、リウマチの方だけにコーヒーは控えた方がいいというわけではありません。

1日2、3杯もしくはそれ以上飲んでいる人が急に辞めると動けなくなるかもしれませんので、少しずつ減らすことと薄めてカフェインの量を減らしていくのがオススメです!

リウマチの方の参考になればと思います。

 

リウマチの痛みや動きの改善ならとき整体院
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